子どもの英語教育には、おやこで英語の絵本に親しむのがいちばん。 私にこるが、日本人にもわかりやすい英語の絵本をご紹介します。

Curious George

(2011年01月12日)

Curious George作:H.A.Rey

世界中で大人気のロングセラー『Curious George シリーズ』の第一作目。アフリカからやってきたジョージが騒動を巻き起こします。

<当サイトインデックス:ロングセラー・人気キャラクターシリーズ>

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H.A.Rey (Hans Augusto Rey)とその妻 Margret Rey が共同で書いた、Curious Georgeシリーズの第一作目です。第一作目には、作者として H.A.Rey の名前しか載っていませんが、Margret も協力したことが証言されています。

邦訳版の題名は『ひとまねこざる』。

好奇心旺盛なおさるのジョージが、黄色い帽子のおじさんにアフリカから連れてこられたところから、お話は始まります。


『Curious George』をはじめとして、Rey夫妻が出版した 『Curious Georgeシリーズ』の絵本は、全部で7冊です。

H.A.Reyの死後、この作品を原案にした 『Curious Georgeシリーズ』が、ヴァイパー・インタラクティブ(Vipah Inteructive)によって制作されています。挿絵はヴァイパーやマーサ・ウェストン(Martha Weston)が担当しています。

これら新しい『Curious Georgeシリーズ』の邦訳版は、『おさるのジョージ』という題名です。
こちらはテレビアニメにもなり、現在日本でもNHKで放映されています。

新しい『Curious Georgeシリーズ』も、絵のタッチは H.A.Rey による原作に忠実であろうとしています。絵本には必ず Margret and H.A.Rey の名前が入っており、"Illustrated in the style of H.A.Rey" という断りが添えられています。


でも今回、H.A.Rey の作による第一作目の『Curious George』を読んでみて、やはりオリジナルは違うなあと思いました。絵のタッチには、変わりはありません。でも、Georgeを取り巻く社会が違うのです。

オリジナルの『Curious George』が最初に発行されたのが1941年の第二次世界大戦中。原稿ができたのは、それより以前の大戦前。ジョージがアフリカから西洋へ連れてこられて、それも「動物園に入れるため」というのが当初の目的ですから、我々現代人の感覚では、ちょっと受け入れがたいものがあります。

その後、絵本の中の George は連れてこられた文明社会でさまざまな波紋を巻き起こしますが、そこで描かれる「社会」も古き良き時代を反映していて、どこかほのぼのとしています。


一方、にこるがヴァイパー・インタラクティブの『Curious Georgeシリーズ』を読むと、かわいいおさるさんが主人公のお話ですから、もちろんほのぼのとはしているのですが、ほのぼの度がガクッと減るというか、「ほのぼの」の質が違うような気がします。
きっとそれは、こちらの絵本が現代社会のせわしない世相を反映しているせいでしょう。


オリジナルの『Curious George』は、子どもに読み聞かせる大人まで、ノスタルジックな世界を楽しませてくれます。オリジナルの『Curious Georgeシリーズ』も、機会があればぜひ読んでいただきたいと思います。


『Curious George』
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