The 108th Sheep
(2011年01月10日)Emmaは夜眠れません。そこで、羊の数を数えることにします。どんどん数えていき、108匹目になったところで、あるトラブルが・・・。
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にこるが図書館で見た本書は、ハードカバーで、12インチ(約30.5cm)四方の大きめサイズでした。
表紙に描かれた女の子が日本人ぽいなあと思い、手にとってみたら案の定、作者はAyano Imai(今井彩乃)さんという日本人の方でした。
(でも、絵本の主人公はEmmaという名前です)
今井さんは1980年イギリスで生まれ、7歳のとき日本に行き、その後もアメリカに数年住んだ後、武蔵野美術大学で日本画を学びました。
ボローニャ国際絵本原画展に数度入選し、2003年に入選した本書が2006年、イギリスで出版されました。これが、彼女の最初に出版された絵本です。
この絵本は、不眠症の女の子が羊を数えることにより、眠れるようになるまでのお話です。
昔から、夜眠れないときは「ひつじがいっぴき、ひつじがにひき・・・」と数えるといい、といいますね。
Emmaは107匹目まで、順調に羊の数を数えていました。
ところが108匹目の羊が、登場するのに手間取ってしまいます。他の羊たちも、108匹目が登場できないと困るというので、いろいろなアイディアを出し合って、108匹目の羊を助けようとします。
羊たちは、Emmaの頭の中だけに存在しているはず。
なのに、Emmaもいつのまにか羊の世界に入り込んでしまっています。そして他の大勢の羊たちと一緒に、108匹目の羊を助けるのです。
絵本の中では、無事に108匹目が登場できたところで、Emmaも羊たちもぐっすりと眠ることができたわけですが、Emmaが本当に眠ったのは、いつからなのでしょう?
108匹目の羊を助けたのは、Emmaの夢の中の出来事なのではないでしょうか? それとも、それは本当に起こったことなのでしょうか?
意外なお話の展開に、虚をつかれました。
この不思議な感覚を、ぜひみなさまも体験していただきたいなあと思います。
『The 108th Sheep』
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