Shadow
(2010年12月29日)ブレーズ・サンドラールの詩に描かれた「影」の神秘的なイメージを、マーシャ・ブラウンの素晴らしい挿し絵で味わってください。
<当サイトインデックス:受賞暦のある絵本>
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この絵本は、1983年のカルデコット賞(アメリカで出版された絵本で優れていると評価されたものに毎年与えられる賞)を受賞しているにも関わらず、アマゾンのレーティングを見ると、読者の評価は2分しています。
文章は、フランスの詩人ブレーズ・サンドラールの『魔法使い』という、影の不思議さを表現した詩がもとになっていて、作者マーシャ・ブラウンが翻訳をしたもの。
なによりすばらしいのは、マーシャ・ブラウンの挿し絵です。アフリカのストーリーテラーがたき火の周りで語っている雰囲気が、非常によくでています。
実際にマーシャ・ブラウンは東アフリカを旅行し、その光と影、景色や動物と人間の生き方に感銘を受けて、この絵本の挿し絵を描いたそうです。
この絵本を評価しない「否定派」の言い分は、ストーリーが抽象的で、なにが言いたいのかよくわからない、絵が怖いので子ども向けではない、というものです。
実際、にこるの娘も、この絵本は「怖い」と言って、見るのも嫌がります。
文章は詩なので、「絵本はストーリーがつきもの」と思っている人にとっては、確かにつかみにくい内容かもしれません。でもこれは本来、読む人がそれぞれのイメージを膨らませていく絵本だと思います。
にこるも正直いって、この絵本を読んでもピンとはきません。いえ、英語だからではなく、日本語でもです。
そうです、Shadow は、邦訳版もあります。題名は『影ぼっこ』。
ですが残念ながら今は絶版になっているようで、古本のみ入手可能です。
『Shadow』
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『影ぼっこ』
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ちなみに、にこるの娘がこの絵本よりもっと怖がり、無理に見せようとすると涙まで流すのは、この絵本。
『人体絵本』
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本来は、人間の体のしくみを手っとり早く知るには良い本だなあと思って購入したのですが、今では子どものおしおき代わりに、子どもが悪いことをしたら見せるという、妙な使い方をしています^^;

