the 100th day of school
(記載日:2010/02/24)アメリカでは、新学期は9月から始まります・・・
そのことは、日本人の方でも知っている人も多いですよね。
9月の第一週の月曜日は、Labor Day という祝日です。大抵はそのLabor Day が終わった週の真ん中あたりから、新学期が始まります。
学校が始まった日から毎日数えていくと、2月の下旬にちょうど「100日目(the 100th day of school)」がやってきます。
アメリカでは、子どもたちは5才になると kindergarten という教育機関へ通い始めます。
kindergarten は1年だけで、その次が elementary。それは、ちょうど日本の小学校にあたります。
普通、kindergarten は elementary に併設されています。
日本の義務教育は小学校から始まりますから、小学1年生は「ピカピカの1年生♪」ということになりますが、アメリカでは1年生になる1年前から、学校教育が始まっていますから、「ピカピカの1年生♪」気分を味わうのは、1年生ではなく、kindergarten に通っている子どもなのです。
ちょうどにこるの娘も、今 kindergarten に通っています。
どこの kindergarten でも、「学校に通い始めてから、ちょうど100日目(the 100th day of school)」を記念して、「100」に因んだ工作をします。
例えば、紙に豆を100個糊付けするとか、紙で冠を作って、そこに何か小さなものを100個描くとか。
にこるの娘が通っている学校では、それだけでなく、
「みんなが学校に通いだして、2月22日で100日目(the 100th day of school)になります。それにあたって、kindergarten のクラスでは、『単語を100個』覚えてもらい、当日テストすることにします。」
というお知らせが、やってきました!
5才児のクラスですから、単語といっても a とか the とかも含まれていますけどね。
でもせっかくのお祝いなのに、子どもにとっては全然楽しくないじゃありませんか。
ところが当日、子どもを学校まで連れて行くと、びっくりすることが起こりました。
にこるの娘の kindergarten の先生たちは、若い白人女性ばかりなのですが、
それがみんな、白髪のおばあさんになっているではありませんか!
杖をついたり、老眼鏡をかけています。
一昔前の服装をして、腰も曲がっていて、耳も遠くなってしまって、お互いに話をするのも「ええ~? 聞こえないわあ~ (What? I can't hear you!) 」 なんて言っています。
つまり、その日は100日目(the 100th day of school)だから、先生たちは100歳のおばあさんに扮したのです。
いつも生徒たちを集めるときに使うベルも、振り方が弱々しくて、よく聞こえないくらいです。
さすが、アメリカの先生ですね。こんなこと、日本の学校では考えられません。
お勉強だけじゃなくて、こういう趣向も考えてくれていたのね。
・・・と、にこるはすっかり楽しい気分で、家に帰ったのでした。
学校が終わる時間になったのでお迎えに行くと、先生の腰はもう曲がっていませんでしたが(笑)、にこるの娘は最後まで、あの白髪のおばあさんは、いつもの先生だと気づいていなかったようです。
いつもの先生の、(血のつながった)おばあさんがやってきた、と思い込んでいるのです。
聞くと、黒板に書く字もぶるぶる震えていて、全然いつもの先生らしくなかったんですって。
そこまで徹底しておばあさんになっていてくれたのか、と感動すら覚えました(笑)
結局、単語100個のテストは、しなかったそうです。
あれも、ただの「サプライズ」だといいのですが・・・
きっと、忘れた頃にテストがあるんでしょうね。
アメリカの学校では、お誕生日になった子どもたちはカップケーキをもってきて、クラスメートに振る舞う習慣があります。
その日は学校からカップケーキをもらって食べた、と言って、にこるの娘は頬にピンク色のクリームをつけたまま帰ってきたのでした。
学校にカメラを持っていって、先生の写真を撮ればよかったな。
その日以降、にこるは子どもの送り迎えには、必ずデジカメを持参しています(笑)

にこるの娘が通っている学校です。遊具の向こうに見えるのが、kindergarten の校舎。

