歌の絵本
Joseph Had a Little Overcoat
当サイトインデックス:歌の絵本/受賞暦のある絵本
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ページをめくると、穴が開いていたので、「なあんだ、しかけ絵本かあ」と思いましたが、
最後まで読んでみたにこるの感想は、
「この本、とーってもおもしろい!」。
ただの奇をてらったしかけ絵本じゃないですよ。
主人公はJosephさん。
Josephさんは、ツイードのコートを持っています。
でも着古してしまったので、それをジャケットに仕立て直しました。
次にそのジャケットを着古してしまったので、ベストに仕立て直しました。
そのベストも着古してしまったので、マフラーに仕立て直しました。
マフラーもぼろくなってきたので、・・・ というふうに、
ツイードのコートを次々にリサイクルするのです。
ツイードのコートがハンカチになってしまっても、まだリサイクルするのですよ。
えらいなあ。
「エコ」は今はやりですからね。今の時代にぴったりのお話、とでもいえましょうか。
でも、一昔前だったら、この絵本を読んで「ケチくさい」と感じる読者が多かったか? といえば、そうでもないと思うのです。
だって、どの仕立て直した作品も素敵だし、Josephさんが上手に活用しているからです。
そして最後に、
You can always make something out of nothing.
(人はいつも、無から何かを生み出すことができる。 ---にこる訳)
という含蓄のある文章で、物語は締めくくられます。
この絵本、タッチも楽しいです。
ところどころにさりげなく小さな写真を切り抜いて貼ってあったり、遊び心があります。
子ども向けの絵本ですが、おとなにとっても、そういう細かいところを
じーっくりと見ていくという楽しみがあります。
実はこの絵本、2000年にカルデコット賞を受賞しています。
『ヨセフのだいじなコート』という題名で、邦訳本も出ています。
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更にこの絵本、実は文章はすべて、歌詞になっているのです。
巻末に付いている楽譜を見ながら歌うのも、またよし。
楽譜が読めないとか、面倒だという人には、
歌が収められたCD付きの絵本がありますよ。 → "Joseph Had a Little Overcoat" CD付き
FIVE Little MONKEYS jumping on the bed
当サイトインデックス:歌の絵本
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FIVE Little MONKEYS とは、「5匹の小猿」。
5匹の可愛い小猿が主人公のお話です。
5匹は兄弟で(オス3匹、メス2匹)、ママと一緒に住んでいます。
この5匹の小猿の絵本はシリーズになっていて、今回ご紹介する"FIVE Little MONKEYS jumping on the bed"は、「5匹の小猿がベッドで飛び跳ねる」編です。
これは、実は有名なナーサリーライム(英語のわらべ歌)がもとになっている本なのです。
大昔(10年以上前)、にこるがシアトル郊外の私立幼~中学校で日本語を教えるボランティアをしていた頃、
毎日授業の最後に全学年の子どもたちが集まって輪になって座り(サークルタイム)、
先生のギター演奏に合わせて歌ったり踊ったりしていました。
そのとき、このナーサリーライムもよくみんなで歌っていました。
「歌う」といっても、この場合ギター演奏はなしで、はっきりしたメロディーもありませんでしたが、
繰り返しが多く、しかも内容的におもしろいので、子どもたちが手振りをつけながら楽しそうに歌っていたのを、いまでもはっきり覚えています。
その内容は、至ってシンプルなものです。
Five little monkeys jumped on the bed.
5匹の小猿が寝る前に、ベッドでぴょんぴょん飛び跳ねていました。
One fell off and bumped his head.
1匹がベッドから落ちて、頭を打ちました。
The mama called the doctor. The doctor said,
ママがお医者さんに電話をしたら、お医者さんが言いました。
"No more monkeys jumping on the bed!"
「もう他の猿はベッドで飛び跳ねてはいけません!」 --- にこる訳
以上の歌を、繰り返します。
最初は five little monkeys(5匹の小猿) ですが、1匹が頭を打って休んでいるわけですから、2回目の歌は
Four little monkeys jumped on the bed.
から始まります。
そして、その次は Three little monkeys になり、その次は Two little monkey になり、
最後に One little monkey になって、終わりです。
子どもたちが手振りをつけていたのは、最後にお医者さんが
"No more monkeys jumping on the bed!"
と言うところです。
そのとき、そのセリフを言いながら人差し指を立てて、左右に振ります。
これは「だめ!」というサインですね。
「ノー、ノー、ノー(No, no, no)!」と言いながらこのサインをする外国人を、
映画か何かでご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あなたも外国人になったつもりで、この絵本を読み聞かせて、お医者さんのセリフになったら、
この「ノーノーサイン」をやってみませんか?
(注:ノーノーサイン、という名称はにこるが勝手につけたものです)
この絵本では、ナーサリーライムの文言の前後に文章を付け足して、もっと深みのあるストーリー展開になっています。
今、にこるの娘はこの絵本にはまってます。
にこるも読んでやりながら、気分はあの大昔の頃に戻っています。
あの頃、楽しそうに歌っていた子どもたちも、もう大学生になっているはず。
ひょっとしたら、もうパパやママになっている子もいるかもしれません。・・・
月日の流れは、本当に速いものです。
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What a Wonderful World
著:George David Weiss and Bob Thiele
絵:Ashley Bryan
当サイトインデックス:歌の絵本
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「なんか、聞いたことのある題名だな」と思われた方。
そうです、この絵本はあの有名なルイ・アームストロングの"What a Wonderful World"の歌詞が書かれているんです。
前書きには、こんなことが書かれています。
For all people who call
Louis Armstrong
"Brother"
OH YEAH!
(ルイ・アームストロングを「兄弟」と呼ぶ方々のために オー、イエーイ! ---にこる訳)
なんか絵の内容が宗教っぽいんですよ、この絵本。宗教とは、キリスト教のことですけど。
でも明るいタッチの絵で、
「この素晴らしい地上で、どの人種も動物たちも一緒に、仲良く暮らしていこうよ」という、
非常にわかりやすいメッセージが伝わってきます。
歌のサビの部分にもなっている、
and I think to myself, "What a wonderful world!"
(そして私は思う、「なんと世の中は素敵なんだろう!」と。 ---にこる訳)
この文章が書いてある最初のページには、牛や馬やいろんな動物のつがいが画面いっぱいに描かれています。
木には果物が実り、明るい太陽が世界を照らしています。
聖書を読んだことがなくても、ノアの方舟という話はみなさまご存知ですよね。
神様が悪い人間たちを一掃するために大洪水を起こすから、その前に地上にいる動物のつがいを乗せなさい、とノアに言います。
そして、大洪水が終わった後に動物たちが地上に放たれた。
私は思わず、そんな場面を連想してしまいます。
同じ文章が書かれている一番最後のページには、動物たちの代わりに、いろんな国の人間の子どもたちが登場します。
まるでディズニーランドの It's a Small World (イッツ・ア・スモール・ワールド)みたいです。
ところで、この絵本の絵は、おもしろい構成で描かれています。
物語が始まる前に、6人子どもたちが「パペットショー(人形芝居)」の準備をしている絵が描いてあります。
もちろんその子どもたちは、白人・黒人・アジア人・インディアンなど、いろいろな人種です。
サビに至る前のページの絵は、それぞれパペットショーの場面です。
例えば
I see trees of green,
(緑の木々が見える ---にこる訳)
という文章の絵は、子どもたちが木のパペットを見せているところが描かれています。
そして、さきほどご紹介したサビの文章のページになると、視点がパペットショーからぐーっと下がって、パペットショーの周囲まで描かれています。
周囲にあるのは、ページによって動物や木々だったり、大勢の子どもたちだったりするのです。
こういう「世界はひとつ! 人類みな兄弟!」みたいなメッセージを、ここまでストレートに出している絵本、にこるは他にまだ見たことがありません。
でも子どもたちに読み聞かせる(歌う?)のに、とっても良い本のひとつであることは間違いありません。
このような絵本で「人種が違っていても、地球上ではみんな同じ人間なんだ。動物とも、同じ地球で仲良く暮らしていくんだ」ということを子どもに教えるのは、非常に良いことではないでしょうか。
この絵本の題名でもある、
What a Wonderful World
(なんと世の中は素敵なんだろう ---にこる訳)
この言葉をみんなが唱えることができる世界になったら、本当に素敵ですね。
この絵本を上手に読むには、"What a Wonderful World"の歌を覚えてしまうのが一番良いでしょう。
下のルイ・アームストロングの映像を見ながら、練習してみましょう↓
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Chicka Chicka Boom Boom

著者:Bill Martin, Jr. and John Archambault
絵:Lois Ehlert
(当サイトインデックス:歌の絵本&ことばの絵本)
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これは、アルファベットを覚える絵本の代表的なものです。アメリカの義務教育の一番始めの教育機関であるキンダーガーテン(日本の幼稚園・年長組にあたる)で、教材として使う学校も多いようです。娘のキンダーガーテンでも、この"Chicka Chicka Boom Boom"を読んでいます。
この題名はそのまま、「チカチカ ブンブーン」と読んでかまいません。
"Chicka Chicka Boom Boom"自体には意味はありませんけどね。音のおもしろさを楽しむ言葉です。
大文字のアルファベットが親で、小文字のアルファベットが子ども。
アルファベットの子どもたちが大きなやしの木に登る競争を始めます。ところが、重みでやしの木が曲がり、子どもたちは落ちてしまいます。アルファベットの親たちは、あわてて助けに行きます。
こんがらがった子、涙を流す子、結び目ができちゃった子・・・
アルファベットを擬人化するというこの絵本のアイディアは、おもしろいです。
「チカチカ ブンブーン」はインパクトがある覚えやすい言葉なので、この絵本を読んであげたら、子どもはすぐに口ずさむことでしょう。
***** 中身の一部をご紹介 *****
Chicka chicka boom boom!
Will there be enough room?
Here comes H
up the coconut tree,
チカチカ ブンブーン!
まだ余裕はあるかな?
椰子の木の上に
今度はHがやってきたよ
(にこる訳)
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本の文章が歌になった、CD付きの本もあります。歌で覚えれば、効果抜群ですね。 ↓

アマゾンによると対象年齢は4~8歳、となっていますが、歌を聞かせるなら、もっと小さいお子さんでも楽しめると思います。
なんとYoutube(ユーチューブ)で、Chicka Chicka Boom Boomの歌と映像もご覧になれますよ! ↓
"Chicka Chicka Boom Boom"の歌は、一度聞くと頭にこびりつきますので、要注意です(笑)



