子どもの英語教育には、おやこで英語の絵本に親しむのがいちばん。 私にこるが、日本人にもわかりやすい英語の絵本をご紹介します。

→David(デイビッド)シリーズ

David Goes to School


文・絵:David Shannon (初刊年:1999年)

(当サイトインデックス:人気のキャラクターシリーズ)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

この絵本を読んだ子どもは、だれでも主人公に共感できるのではないでしょうか。
なぜなら、小学生のDavid(デイビッド)君の視点で書かれている絵本だからなんです。
彼はやんちゃで、よく先生から叱られている子のようです。
だから、最初はこんな文章から始まっています。

No, David!
No yelling.
No pushing.
No running
in the halls.

(いけません、デイビッド! 大声で叫んではいけません。人を押してはいけません。廊下で走ってはいけません。・・・にこる訳)

これは、先生がデイビッドに言っているセリフです。
更におもしろいのは、その文字。
ノートの切れ端に、デイビッド君の筆跡で書かれているんです。
絵も、デイビッド君が描いたようですし。
あれ、作者はDavid shannonという人でしたね。
つまり、彼が子どもに戻って描いたようなタッチの絵と筆跡なのです。

この絵本の最初の部分にあるAuthor's Note(筆者まえがき)を読みますと、こんなことが書いてあります。
最初の部分を訳してみますね。

「2~3年前、僕が小さいときに作った本を、母が送ってくれた。
その本は"no"と"David"の単語で埋め尽くされていた。
当時、僕が綴りを覚えていた単語は、それだけだったからだ。
そして、Davidがいろんなことをしている絵がかいてあったが、
どれもやってはいけないとされていることだった。」

なんとこの絵本の原型を、筆者は小さい頃、既に作っていたんですね。
でも書かれた"no"と"David"は、お母さんに言われたものだったようです。
そして大人になった彼は、この絵本のリメイク(つまり、今ご紹介している"David Goes to School"の絵本)を作ろうと考えたとき、
今度はお母さんではなく、先生に"No,David!"と言われている設定にしてみたんです。

「年月を経ても、子どもが叱られることに変わりはないし、学校に規則があることも変わらない」

筆者は、まえがきにそう綴っています。
確かにそのとおり。
この絵本、どのページをめくっても、先生のお小言が延々と続きます。
さて、デイビッド君は最後まで叱られっぱなしなのでしょうか?
それは、読んでからのお楽しみ、ということで・・・

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この絵本、大人にとっては、子どもを叱るときの表現が覚えられる教科書になるかもしれません。 なんたって、お小言表現が満載ですから(笑)
「~してはいけません」という言葉を英語にしようとすると、つい"Don't XXXX" という表現を思い浮かべます(たとえば「走ってはいけません」は "Don't run"など)。
でもこの絵本を読めば、"No running"という言い方もあるのだとわかります。

Davidシリーズは、他にもいろいろあります。他の絵本も、今後紹介していく予定ですので、お楽しみに。



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