英語の絵本でも、絵本の読み聞かせをやってみませんか。
子どもの英語教育にも、あなた自身の英語力アップにもなって、一石二鳥です。
当サイトでは、アメリカで娘に英語の絵本の読み聞かせをしている私にこるが、日本人の親子にお勧めの英語の絵本をご紹介します。
また英語の絵本の紹介に加え、アメリカ人の子どもたちを毎日観察しているにこるが、子どもたちが日常的に使っている英単語や英会話表現もご紹介します。
お子さまの頭の柔らかいうちに、生きた英語をたくさん身につけさせてあげましょう。
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にこるがご紹介! 英語の絵本&使える英単語・生きた英語表現
Joseph Had a Little Overcoat
当サイトインデックス:歌の絵本/受賞暦のある絵本
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ページをめくると、穴が開いていたので、「なあんだ、しかけ絵本かあ」と思いましたが、
最後まで読んでみたにこるの感想は、
「この本、とーってもおもしろい!」。
ただの奇をてらったしかけ絵本じゃないですよ。
主人公はJosephさん。
Josephさんは、ツイードのコートを持っています。
でも着古してしまったので、それをジャケットに仕立て直しました。
次にそのジャケットを着古してしまったので、ベストに仕立て直しました。
そのベストも着古してしまったので、マフラーに仕立て直しました。
マフラーもぼろくなってきたので、・・・ というふうに、
ツイードのコートを次々にリサイクルするのです。
ツイードのコートがハンカチになってしまっても、まだリサイクルするのですよ。
えらいなあ。
「エコ」は今はやりですからね。今の時代にぴったりのお話、とでもいえましょうか。
でも、一昔前だったら、この絵本を読んで「ケチくさい」と感じる読者が多かったか? といえば、そうでもないと思うのです。
だって、どの仕立て直した作品も素敵だし、Josephさんが上手に活用しているからです。
そして最後に、
You can always make something out of nothing.
(人はいつも、無から何かを生み出すことができる。 ---にこる訳)
という含蓄のある文章で、物語は締めくくられます。
この絵本、タッチも楽しいです。
ところどころにさりげなく小さな写真を切り抜いて貼ってあったり、遊び心があります。
子ども向けの絵本ですが、おとなにとっても、そういう細かいところを
じーっくりと見ていくという楽しみがあります。
実はこの絵本、2000年にカルデコット賞を受賞しています。
『ヨセフのだいじなコート』という題名で、邦訳本も出ています。
amazon.co.jp(アマゾン)の詳細はこちら → "Joseph Had a Little Overcoat"
更にこの絵本、実は文章はすべて、歌詞になっているのです。
巻末に付いている楽譜を見ながら歌うのも、またよし。
楽譜が読めないとか、面倒だという人には、
歌が収められたCD付きの絵本がありますよ。 → "Joseph Had a Little Overcoat" CD付き
PJ Day(パジャマの日)
にこるの娘が通う学校では、月が代わると、1ヶ月のイベントのお知らせレターを各生徒に配布してくれます。
3月のイベント表を見ると、最初のイベントは3月2日で、それはこう書かれていました。
Dr. Seuss' Day/PJ DAY
To celebrate Dr. Seuss and his love of children's books, students will enjoy some reading time and are encouraged to wear pajamas to school. Please have your child wear regular shoes so he/she can play at recess.
3月2日
ドクター・スースの誕生日/パジャマの日
ドクター・スースの誕生日と彼の書いた児童書を記念して、生徒たちに読書の時間を楽しんでもらいますので、学校へパジャマを着てくるようお勧めします。休み時間に外で遊べるよう、靴は普通の靴を履いてきてください。 --- にこる訳
にこるの夫は、これを読んで「エイプリル・フールじゃないのか!?」と申しておりました。
でも、本当だったんです。まだエイプリル・フールじゃありませんしね。
にこるも、アメリカの学校ではパジャマを着ていく日というのがあったりする、とは知識として知っていましたけど、実際に子どもがパジャマを着て学校に行く、というのは今回が初めての経験で、「本当に、パジャマのまま学校に行かせていいのかしら?」と、実は最後まで心の底でちょっと疑ってました(笑)
「パジャマ」は、英語で "pajama" ですが、略して "PJ" (ピージェイ)と、たった2文字のアルファベットにしたりもします。
普通、小さな子どもが寝る前は、親が絵本を読んでやりますよね。
そういう雰囲気を、子どもたちに学校で楽しんでもらおうと、当日はPJ(パジャマ)を着てくることにしたらしいです。
PJ(パジャマ)を着るだけでなく、寝るときのお供のぬいぐるみを持ってきた子もいましたよ。
これは楽しいイベントだ、子どもも喜ぶだろう、と思いきや、にこるの娘はさにあらず。
PJ(パジャマ)を着て外に出たら、本来は怒られるもの。
それを、この日だけ奨励されるのですから、非常にとまどっておりました。
PJ(パジャマ)姿で学校にいるのも、あまり気分の良いものではなかったようです(笑)
でも、「楽しかった!」という子どももいましたので、反応は子どもそれぞれだと思います。
学校の先生方も、PJ(パジャマ)の上にガウンを羽織った姿でした。
担任のH先生は、毎朝学校にはコーヒー片手に現れるのですが、
パジャマ+ガウン+コーヒーの組み合わせが見事に決まっておりました。

当日、ドクター・スースの本を読んでもらった後、子どもたちは工作もしたようです。
ドクター・スースの有名な絵本、"The Cat in the Hat" に因んだ帽子を紙で作ったり、点をつないで、同じくドクター・スースの絵本のキャラクター、ぞうのホートンの絵を描いたり。
"The Cat in the Hat" は、フォニックスがふんだんに盛り込まれており、アメリカの小学校では、1年生の授業で使われたりしています。
"The Cat in the Hat" は『キャット イン ザ ハット』という題名で邦訳が出ています。
そのうち、このドクター・スースの代表作 "The Cat in the Hat" も、当サイト上でご紹介していきますね。お楽しみに。
Doctor De Soto
当サイトインデックス:受賞暦のある絵本
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
この絵本は、にこるも最近入手したばかり。
娘の学校に、本をまとめて買えるシステムがあるのです。
学校から渡される絵本の写真と解説付きのカタログの中から、ほしいものがあればオーダーします。
払ったお金の一部は、学校の寄付に回るので、学校側としても大助かり。
にこるにとっても、安く本を買えるので、嬉しい制度です。
この絵本も、そのカタログに載っていた本です。
amazonで見たレーティングが良かったので、買うことにしましたが、あまり聞いたこともない題名なので、期待はしていませんでした。
ところがいざ蓋を開けてみると、今回まとめて買った絵本の中では一番おもしろい! とにこるは思いました。
そしてたった今、表紙にNewbery Honorと書かれたメダルの写真が載っているのに気づきました。
公にも高く評価されている本だったのです。うんうん、納得。
The Newbery Honorというのは、その年のアメリカ児童文学・子供文学へ最も貢献した作品が選ばれる、ニューベリー賞の二等賞(複数の場合もある)です。一等賞(1冊のみ)はthe Newbery Medalです。
The Newbery Medalは1922年から与えられていますが、the Newbery Honorは1971年から始まりました。
この"Doctor De Soto"は、1983年にthe Newbery Honorを受賞しています。
"Doctor De Soto"のあらすじは、こうです。
De Soto先生は、ねずみの歯医者さん。
奥さんと一緒に、いろんな動物の治療をしています。
小さな動物なら、歯科治療用の椅子に座らせて。
大きな動物なら床に座らせて、De Soto先生が口の中に入って治療をします。
でも、ネコ科の動物だけはお断り。
だって、口の中に入って治療している最中に、食べられちゃうかもしれませんからね。
ところがある日、キツネが虫歯の治療をしてほしい、と懇願してきました。
かわいそうに思ったDe Soto先生と奥さんは、意を決して治療を開始します。
でもキツネは、治療が終わったら彼等を食べたい、と思っている様子。
そこで、De Soto先生と奥さんは一晩考えた末、あることをして、身を守ることにします。
それはどんなことでしょうか?
果たしてDe Soto先生と奥さんは、本当に助かるのでしょうか?
にこるの娘も、読みながらドキドキドキドキ。
De Soto先生がキツネに食べられてしまうのかどうか、早く展開が知りたくて、
にこるがまだ読んでいる途中だというのに、次のページをめくったりしていました。
概して子どもは歯医者さんが嫌いなものですが、
この絵本を読めば、歯医者さんに親しみも湧くのではないでしょうか。
気になる英文ですが、最初のページはこんな感じです↓
Doctor De Soto, the dentist, did very good work, so he had no end of patients.
Those close to his own size --- moles, chipmunks, et cetera --- sat in the regular dentists' chair.
Larger animals sat on the floor, while doctor De Soto stood on ladder.
歯医者のDe Soto先生はとても腕が良いので、患者さんが引きもきらずにやってきます。
De Soto先生と同じくらいの大きさの動物(モグラやシマリスなど)は、普通の治療用椅子に座ります。
それより大きな動物は床の上に座り、De Soto先生がはしごに登って治療をします。 --- にこる訳
命がけで仕事を全うしようとするDe Soto先生と、恩知らずなキツネ。その対比がおもしろいです。
困った人を助けようとする心、仕事に対する責任感、知恵、恩を知るということ・・・等々、
子どもにとってためになる教訓も満載です。
amazon.co.jp(アマゾン)の詳細はこちら → "Doctor De Soto"
the 100th day of school
アメリカでは、新学期は9月から始まります・・・
そのことは、日本人の方でも知っている人も多いですよね。
9月の第一週の月曜日は、Labor Day という祝日です。大抵はそのLabor Day が終わった週の真ん中あたりから、新学期が始まります。
学校が始まった日から毎日数えていくと、2月の下旬にちょうど「100日目(the 100th day of school)」がやってきます。
アメリカでは、子どもたちは5才になると kindergarten という教育機関へ通い始めます。
kindergarten は1年だけで、その次が elementary。それは、ちょうど日本の小学校にあたります。
普通、kindergarten は elementary に併設されています。
日本の義務教育は小学校から始まりますから、小学1年生は「ピカピカの1年生♪」ということになりますが、アメリカでは1年生になる1年前から、学校教育が始まっていますから、「ピカピカの1年生♪」気分を味わうのは、1年生ではなく、kindergarten に通っている子どもなのです。
ちょうどにこるの娘も、今 kindergarten に通っています。
どこの kindergarten でも、「学校に通い始めてから、ちょうど100日目(the 100th day of school)」を記念して、「100」に因んだ工作をします。
例えば、紙に豆を100個糊付けするとか、紙で冠を作って、そこに何か小さなものを100個描くとか。
にこるの娘が通っている学校では、それだけでなく、
「みんなが学校に通いだして、2月22日で100日目(the 100th day of school)になります。それにあたって、kindergarten のクラスでは、『単語を100個』覚えてもらい、当日テストすることにします。」
というお知らせが、やってきました!
5才児のクラスですから、単語といっても a とか the とかも含まれていますけどね。
でもせっかくのお祝いなのに、子どもにとっては全然楽しくないじゃありませんか。
ところが当日、子どもを学校まで連れて行くと、びっくりすることが起こりました。
にこるの娘の kindergarten の先生たちは、若い白人女性ばかりなのですが、
それがみんな、白髪のおばあさんになっているではありませんか!
杖をついたり、老眼鏡をかけています。
一昔前の服装をして、腰も曲がっていて、耳も遠くなってしまって、お互いに話をするのも「ええ~? 聞こえないわあ~ (What? I can't hear you!) 」 なんて言っています。
つまり、その日は100日目(the 100th day of school)だから、先生たちは100歳のおばあさんに扮したのです。
いつも生徒たちを集めるときに使うベルも、振り方が弱々しくて、よく聞こえないくらいです。
さすが、アメリカの先生ですね。こんなこと、日本の学校では考えられません。
お勉強だけじゃなくて、こういう趣向も考えてくれていたのね。
・・・と、にこるはすっかり楽しい気分で、家に帰ったのでした。
学校が終わる時間になったのでお迎えに行くと、先生の腰はもう曲がっていませんでしたが(笑)、にこるの娘は最後まで、あの白髪のおばあさんは、いつもの先生だと気づいていなかったようです。
いつもの先生の、(血のつながった)おばあさんがやってきた、と思い込んでいるのです。
聞くと、黒板に書く字もぶるぶる震えていて、全然いつもの先生らしくなかったんですって。
そこまで徹底しておばあさんになっていてくれたのか、と感動すら覚えました(笑)
結局、単語100個のテストは、しなかったそうです。
あれも、ただの「サプライズ」だといいのですが・・・
きっと、忘れた頃にテストがあるんでしょうね。
アメリカの学校では、お誕生日になった子どもたちはカップケーキをもってきて、クラスメートに振る舞う習慣があります。
その日は学校からカップケーキをもらって食べた、と言って、にこるの娘は頬にピンク色のクリームをつけたまま帰ってきたのでした。
学校にカメラを持っていって、先生の写真を撮ればよかったな。
その日以降、にこるは子どもの送り迎えには、必ずデジカメを持参しています(笑)

にこるの娘が通っている学校です。遊具の向こうに見えるのが、kindergarten の校舎。
The Day It Rained Hearts
当サイトインデックス:行事に因んだ絵本
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
空からハートが降ってきました。
そのハートをいくつかゲットしたコーネリアちゃんは、家に持って帰ってバレンタインのカードを作ります。
ハートは大きさがまちまち。
コーネリアちゃんは、各ハートに合ったカードを4枚作り、それぞれのカードにぴったりなお友だちに送ります。
さて、誰がカードをもらったのでしょう?
・・・以上が、この絵本のあらすじです。
「バレンタイン」は、一般的には「愛」を伝える日。
日本語で「愛」というと、真っ先に男女間の「愛」を連想する方が多いのではないでしょうか。
にこるも、そうです。
でも「愛情」という言葉に置き換えると、親子間、ペットと飼い主、先生と生徒、なども含まれますね。
英語の"love"には、「愛」「愛情」の両方の意味が含まれます。
バレンタインの日、アメリカの子どもたちはお互いに、カードを交換したりします。
カードには、"Happy Valentine's Day" とひとこと書いて、サインするだけでOK。
でも最近は、市販されているバレンタイン用のカードを利用する人が多いです。
「カードをもらった、もらわない」で揉めると困るので、学校側も
「強制ではありませんが、もしカードを持ってくるのなら、必ずクラス全員分用意してください」
というお知らせを、事前に保護者に渡したりします。
にこるは今回のバレンタインでは、娘がクラスメートに渡すカードを手作りし、折り紙で作った花を付けました。
1クラス32人分を作る・折るのは、結構大変でした・・・
にこるが大昔、アメリカの学校で先生をしていた頃は、小学校低学年の子どもたちからカードをもらったり、絵をもらったりしました。
それには、
"I love you."
という言葉も、添えられていました。
「あなたを愛している」 ・・・?
当時は日本から来たばかりだったので、すぐにそう解釈してしまって、ちょっとびっくり、どきっ!としましたね(笑)
でも、"love" は「愛情」という意味でもあるので、この場合は
「せんせい、大好き」
くらいの意味なんです。
今なら素直に、
"I love you, too!"
「先生も、あなたのことが大好きよ」
って言えるんですけどねえ。
当時はなんか照れてしまって、言えませんでした(笑)
でも、恥ずかしくても嬉しかったのをよく覚えています。
なので、今回は娘にも先生へ渡すために絵を描かせ、"I love you"と書かせましたよ。
・・・前置きが長くなりましたが、話を元に戻すと、
コーネリアちゃんが
「バレンタインデーが近いから、ハートが降ったんだわ! カードを作ろうっと」
と思ったのは、そういう習慣があるからです。
コーネリアちゃんの創意工夫のカードも素敵です。
にこるの娘はこの絵本を見て、コーネリアちゃんのアイディアを真似た工作をしていました。
気になる英文ですが、一行のページもあれば、5~6行のページもあります。
でもそれほど難しくはありません。
例えば、コーネリアちゃんが持ち帰ったハートを使ってどんなカードを作ろうか考える場面は、こうなっています。
She looked at each one
from the front.
and the back,
and the side,
and decided which ones would be just
right for each of her friends.
彼女はハートをひとつひとつ、じっくり見ました。
正面から、
後ろから、
横から、
そして、各ハートがどのお友だちにぴったりなのかを決めました。 ---にこる訳
クラス全員に配るカード(義理カード、と言えるのではないでしょうかね?)を手作りするのは大変ですが、コーネリアちゃんのように、親しいお友だちに渡すカードくらいは、手作りしたら素敵ですよね。
amazon.co.jp(アマゾン)の詳細はこちら → "The Day It Rained Hearts"




